人間誰しも、経験や知識に基づき自分なりの考え方ややり方を持っている。
知らない問題や新しい課題にぶつかったとき、まずはその「既存」の知識ややり方で対応できるか考えるだろう。
だが、それだけでは解決しないことは往々にしてある。
成長できない人は、それでも既存の概念の枠の中になんとか収めようとして、失敗する。
成長し続ける人は、常に新しい知識を貪欲に取り込み、消化し、吸収している。
そして、概念の枠をどんどん広げていく。
自分自身、最近この「新しい概念を受け入れる柔軟性」が低下してきていると、如実に感じ始めている。
大きな原因は、以下の2つではないかと考えている。
ひとつは単純に加齢による能力の低下で、新しい知識を習得しにくくなっていること。
もうひとつは、つまらない自己満足に陥っていること。
補足すると、これは自分の経験や知識に対して、過信してしまっていることを意味する。
これだけやってきたんだから、大丈夫だろう、というような慢心が、どこかにあるのだ。
ことIT業界においては、昨日まで当たり前だったことが、今日には通用しない、というような劇的進化が稀ではない。
古いままの概念を壊せない状態では、未来がないのだ。
「絶対はない」
自分はこの言葉をずっと信条としている。
どういう意味かというと、どんな事物に対しても、例外が発生する可能性を常に考慮しろ、ということ。
例えば、1+1は2だと教えられる。
一見、疑う余地は無いように見える。
だが、もしかすると1+1が2ではなくなることもあるのではないか、と考えてみる。
現実問題として、そういうことが起こるとか起こらないというレベルの議論ではない。
万が一、そういう事態になっても、許容できるような柔軟性をもっておこうという意味だ。
狭い概念の中で凝り固まった考え方をするのではなく、柔軟にその枠を超えるようなパターンも考えてみよう。